2019-11-18

夜、梅田シャングリラに蒼山幸子さんのねごとが解散して以降初めてのソロでのワンマンライブを観に行く。

バンドという枠組みは(ソングライティングにおいてもライブパフォーマンスにおいても)武器にもなれば足枷にもなるのだろう、武器を失った(良い意味での)脆さと、足枷を外した自由の両方を感じた。

サポートギタリストのハヤシコウスケさん(シナリオアート)がめっちゃ好みのギターを弾く人でしかもジャズマスター使いで俄然気になった。シナリオアートも聴いてみようと思って検索したら同郷(滋賀県出身)らしくてさらに気になった。

2019-11-17

12 時から 18 時まで、四ツ橋の LM スタジオでレコーディング。大野と岸田の新曲 1 曲ずつと、なみのり始動当初に大野が持ってきたものの手を付けもせずにそのままお蔵入りしていたクリスマスソングの計 3 曲。ちなみに、大野の新曲というのは、すでにライブでも何度か演奏している「フラクタル」のこと。

今日は全曲分のベーシックトラック(ドラム+ベース)と大橋ギターの録りまで完了。上出来だと思う。

 

その後、クリスタ長堀横綱でラーメンを食べたあと、スタジオに戻って 19 時 15 分から 1 時間だけ 20 日(水曜日)のライブに向けての練習。レコーディングを経たせいか、心なしか演奏がタイトになってきた気がする。

2019-10-06

リリースパーティ翌日だが、tanii ソロとして呼んでもらったイベント『地層と記憶』に出演のため、名古屋・吹上の鑪ら場(たたらば)へ。

 

鑪ら場は足を踏み入れた瞬間にここはぼくの好きな場所だとわかった。匂いが京都のネガポジや金沢の近江町市場にあったメロメロポッチと同じだった。

 

共演は野呂有我+まな from まにまに、いとうみおさん、ドッグフード買い太郎さん。

野呂有我+まな from まにまには、ミニマルな映像と静かなサウンドエフェクトとそれに合わせた朗読で、見て/聴いているうちに内容とはぜんぜん関係のない自分の記憶の深い層に急に触れてしまいそうになる瞬間があって、危うくもあり心地よくもあった。

いとうさんは歌も演奏も佇まいも貫禄がすごいなと思っていたら今年の春に大学を卒業したと言っていてびっくりした。村上春樹の『ダンス・ダンス・ダンス』がモチーフだと思われる歌詞の曲があって、あとで確かめようと思っていたのにけっきょく忘れてしまった。

ドッグフード買い太郎さんは広島から。前日は神戸の須磨で野外フェスに出ていたと言っていた。呼ばれればいつでもどこへでも身一つで歌いに行く、という姿勢がとてもかっこいい。ちょっと影響されてしまって遠方で弾き語りしたい欲が高まっている。

 

弾き語り*1は今回からエレキギター(数年前に買ったもののあんまり使ってなかったムスタング)でやってみたが、かなりしっくりきたのでしばらくこれでいくと思う。MC はいつもより落ち着いて話せたけど、物販で T シャツを売っていることを話すのをすっかり忘れていて、名古屋まで持ってきたのに 1 枚も売れなかった(宣伝していれば売れたのかというとそういうわけでもないが)。

 

野呂有我+まな from まにまにで朗読をしていたまなさんが今回のイベントの主催者で、始まりと終わりに挨拶(ブッキングのいきさつやタイトル「地層と記憶」の意味するところについてなど)があったんだけどそれがすごくよかった。それ以外にも、客席に読み物を用意したり、イベントのコンセプトと通じるテーマで zine を作っているおしこまん△*2を呼んで販売してもらったり、とにかくイベントに来てくれた人に対して伝えたいことがあってそのために言葉を尽くそうというという姿勢に胸を打たれた。

次回があればぜひ名古屋まででも遊びに来たい。

 

鑪ら場の近くの中華屋で打ち上げがあって、けっきょく最後までお邪魔してしまった。

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